
古代から権威を象徴する宝石として珍重され続けた水晶の一種でい日本ではその色合いから紫水品と呼ばれている。アメジストの名は、古代ローマ神語に登場するニンフのアメチストに曲来するもので、酒神バッカスに襲われたアメチストが水晶の杯に変身した時、怒ったバッカスがワインを注いで紫色に変えたことに曲来する。ちなみにアメジストとは、ギリシャ語で否定を表す「ア」と、酔うを意味す呑「メチスト」の合成語で「酔わない」の意味である。そのため、古くからアメジストの杯で酒を飲んでも酔わないと言い伝えられ、後にアメジストの粉を飲むと二日酔いにならないとされた。
また、権威を象徴する紫色は、古代から王侯貴族のみが着用を許され、教会でも司教が指輪として使うことが許される権威のシンボルでもあった。さらに古代中国では粉末が滋養強壮薬として珍重されるなど、各国で様々な用途に用いられていたのだ。その後、王に忠誠を誓う騎士のシンボルとなり、現在では男女の誠実心を誓つ宝石へと変化。ちなみに欧米では夫婦で身に付け、永遠の愛を約束する石となっている。