
角閃石の一種で、青石綿に石英が染み込んで固化した鉱物。正式にはリーベック閃石と呼び、日本では虎目石と呼ばれている。
青石綿は元々、鉄分を多く含んでおり、酸化によって黄金色をした独特の縞模様を形成する。この縞模様が虎柄に似ていることからタイガーアイと命名されたと思っている人が多いが、実は元が繊維状鉱物だったために、繊維の縦方向に光が拡散してキャッツアイ効果を呈するために、虎の目のように見えることからタイガーアイとなったのである。
中国では古くから、力の象徴である虎と金色の光沢から、力と財力の象徴や魔除けとしてキャッツアイを珍重していた。また、日本でも古代から勾玉などに細工され、男の強さを示すアクセサリーとして用いられていた。
さらに鉄分が酸化していないものは、灰白色や青紫の色彩で、キャッツアイ効果があるために、猫目石や鷹目石と呼ばれ、酸化が進んで赤褐色に変化したものは、「レッド・タイガーアイ」と呼ばれて、タイガーアイの中でも特に大切にされている。
世界各地で産出するが、南アフリカが最大の産出である。